[HORST10周年]独学のススメ

01.勉強法の記事
kuju
kuju

2010年4月に出来たHORSTが
みなさまのおかげで
10周年を迎えました!


10周年を記念に
「英語がうまく身につかない人」に向けた
10年分のまとめ記事を書きました。

ーーーここから本文ですーーー

HORSTは10年間の間に沢山の方に
英語を教えてきました。

英語を習いたいという人の事情は

仕事で急に必要になったから、すぐに習いたい

海外旅行で通じなくて悔しい思いをしたから

いつも三日坊主だけど英語をがんばりたい

と様々です。

HORSTで教えてきた生徒さん達の職業は

サービス業、教員、看護師
フライトアテンダント、翻訳家、
飲食店経営、語学教師、専業主婦、
インストラクター、お稽古の先生、
将来外国で働きたい方、
海外旅行を楽しみたい方などなど

写真:2018年諫早まちゼミ
写真:2019年諫早まちゼミ(大満員)
写真:2019年諫早まちゼミ

英語を勉強するときの大問題

英語を使いたいと思う中で
問題となるのが

「英語を早く使えるようになりたいと
思うゆえに、甘い言葉に落ちてしまいがち」

ということです。
書店や動画サイトで目にする

・〇〇するだけで英語が話せる

・たった〇〇フレーズで会話ができる

・一日〇分だけの英語勉強法

などの勉強方法を
挙げるときりがありません。

それらは一見すると
「英語を楽に学べる」と思いがちです。

中にはとても良質なものも
あるのかもしれませんが
大半は大きな問題を抱えています。


問題の一つ目
「とても良質なもの」
と巡り合うまでに
沢山の時間やお金を費やして
「結局、使えなかった」となりがちなこと。

甘い言葉を信用し
一生懸命勉強をして
「結局、使えなかった」
という結果はあまりにも残酷です。

勤勉で真面目な人ほど
陥りやすく、
一生懸命に回り道をさせられていると思うと
すごく胸が痛みます。


問題の二つ目
想定外に対する
応用や変化が
「効かない」

日本語に置き換えるとわかるかもしれません。
「こんにちは」
「はい」
「いいえ」
「これはいくらですか?」
「ありがとうございます」
「必要ありません」


これだけで会話をしようとしても
それは無理があります。
しかし、買い物だけは出来そうです。

多くの書籍や動画では
会話の場面を想定して
その場面で通用する言葉を教えています。

買い物のパターン
道を聞くパターン
私が困っているパターン
誰かが困っているパターン

etc.etc…

このやり方では
自分の中に
数百、あるいは数千という
パターンを覚え
その場面で使える
フレーズを思い出す
という作業になります。

そして
会話をするときに
「自分の言いたいことを
無数にあるパターンにあてはめる」

それでは会話というものが
大変困難になります。

写真:諫早図書館さんとのコラボ企画「QUEENを歌おう」

英語を使いこなす唯一の方法

kuju
kuju

HORSTに英語を習いに来る人の99%は
「初めて英語の勉強のやり方がわかりました!」
と言ってくれます。

英会話を使いこなすための
一番の近道は
「基礎をしっかりと身につける」
ということに他なりません。

そして
基礎というのは
「中学校2年生までに習う英文法」
「習得語彙数2000個」

と考えています。

例えばHORSTでは
「独学のススメ」の中で

ーー独学のススメから抜粋ーー

【文法について】

Q,5歳児にもわかる表現ってなんだろう?
例えば「彼は上司に日曜出勤するように言われたが断った」

 上の文章をそのまま英語にすると
He refused when he was told by his boss to come into work on Sunday.

       それを↓こう変えたら

His boss said, “ Come to work on Sunday.”  But he said, “No.”


【ポイント】

「【日曜出勤】って英語で何て言うんだろう?」
「【断る】って単語は何て言うんだろう?」
と考えるのではなく、
5歳児にもわかるような言葉で短い文章に変えていきましょう。

 そんなに難しい単語や文法を知らなくても
じゅうぶんコミュニケーションはとれます。

 英語も5歳児レベルの語彙を使って、
5歳児レベルの文法で話すことを目指すと
ぐーんとハードルが下がる気がしませんか?


ーー独学のススメから抜粋ーー

【単語について】

 5歳児レベルの英語力を目指すとして、
[単語の数]はどのくらい必要でしょうか?
・ネイティブの2歳児の語彙数は200~300語、
3歳児で900~1,000語、5歳児で2,100~2,200語だそうです。

「これまでも色々なスクールに通って
英語を勉強してきましたが
全然話せるようになりません」

英語を勉強されてても、
こう言われる方がたくさんいます。

 そんな方たちに、
単語力を測定してもらうと
語彙力が500以下の人がとても多いです。

つまり語彙力は2歳児レベルということになります。

この場合「英語が話せるようにならない」
理由は2歳児とは会話が続かないのと同じことですよね。

と伝えています。

最初から
「英語ペラペラ」を目指すのは
途方もない目標ですが
「5歳児の文法」
「語彙数2000語」
という
コミュニケーションの初歩レベルが
目標となる「基礎英語力」
になると考えています。

基礎を勉強すること

英会話習得には
「勉強する時間」が非常に重要です。

ですが
回り道を進み
行き止まりに突き当り
他の道を探して、ますます迷い
落胆し、立ち尽くす。

それは非常に
膨大な無駄な時間
だと言わざるを得ません。

私は
正しい道を迷わずに
確実に進む方法=「基礎である」
と考えています。

これは全ての分野に通じる言葉ではないでしょうか?
『英語は特別』なんていうことはありません。

スポーツも料理も
勉強も語学も
書道や茶道
仕事も家を建てるのも
必ずスタートは
「基礎」です。

そして迷った時に助けてくれるのも
やはり「基礎」です

まずは
会話はたどたどしくて、いいんです。
身振り手振りに頼っても、いいんです。

一生懸命に話をして
5歳児から、はじまり
すこしずつ成長させていくのが
英会話だと思っています。

写真:TESOL資格取得後、ハリー・コットンさんと

どうやって勉強したらいいか

私は学校の英語授業が悪いとは言いません。
私は学校で習った英語だけで一人で海外に行くことが出来ました。

しかし、英語を勉強する際に
「高得点を取るために勉強する」のではなく
「コミュニケーションを取るため」という認識は
重要だと思います。

そして、
「甘い言葉」に迷わされない教材とは何でしょう。

単語を覚えるため
高い教材を買わなくても
普通の書店で英検3級用の単語集を購入すれば、
だいたい1,800語〜2,000語をカバーしています。

まずは、市販の教材で
英検3級レベルの単語をマスターしましょう。

中学文法を復習する時
書店で売っている
なるべく簡単」で
なるべくページ数の少ない
中学生用の問題集を購入して
「ああ、こんなふうになってるのね」
と復習することを勧めています。

真面目な方ほど、とかく
「難しめ」で「ぶ厚め」の問題集を購入
自分でハードルをあげて挫折して
やりとげられなかった自分にがっかりして
自己嫌悪に陥りがちです。

下げれるハードルはとことん下げて、
「さらっと復習」しながら、
1冊やり遂げたという「達成感」も味わいましょう。

HORSTではホームページから
【中学生英文法】を解説したGrammar Booster
有料で配信しています。※サンプル動画もあります。
そちらも試していただければ嬉しいです。

英語の勉強が続けられない
「モチベーションが保てない」

といったときには
英会話教室で仲間を見つけることも大切です。

写真:2019年お茶会

:最後に

基礎を学ぶというのは
地味で退屈なものです。

甘い誘惑や
キラキラとした派手な演出に
負けてしまいそうな気持になります。

・英語はこれさえあれば大丈夫
・一日2分でマイナス10kg
・たった5分の動画で東大合格

そんな甘い言葉はやはり魅力的にみえます。

しかし
あなたの趣味や仕事を
「たった5分で簡単にできる」
といわれたらきっと
「そんなこと出来るわけない」
といいますよね。

私も英語をそんな風に扱われても
「そんなこと出来るわけない」
とわかっています。

そして生徒さんに伝えてきました。

いまは沢山のアプリや
オンラインレッスン、
ブログに英語のサイトといった
勉強方法も多様化しています。

その多様化する
嵐のような情報量の中で
迷うことなく
立ち尽くすことなく
まずは「基礎」を身につける。

一緒に
遠く離れていても
「英語を学ぶ」仲間として
頑張っていきましょう

写真:魚屋DE英会話(竹野鮮魚様にて)
写真:エンデンボックスオープン記念で出張英語講師

※文中で紹介したGrammar Boosterは
10年の間に講師として得てきた
「最短で英語が話せる」
方法として作成しました。

しかし残念ながら
「魔法の動画」ではありません。

1つ1つの動画は
約5分になっていますが
英語は「理解」しただけでは話せるようになりません。

英語をマスターするためには
何度も繰り返し動画を見て
トレーニングする必要があります。

「最短」ではあっても
とても地味で退屈な「基礎」になっています。

この動画をご覧になった方々が
一人でも多く
「英語は難しい」
「私には出来ない」

という擦り込みから解放され

学習することで得られる
「少しづつ積み重ねる喜び」

そして
「英会話は楽しい」
となっていただけることを願います。

大変、長文になりましたが
ここまでご覧いただき
本当にありがとうございます。

HORST代表、久住呂敦子より

コメント

タイトルとURLをコピーしました